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不動産探しのコツ・虎の巻
「駅に近い」をどう考える??
不動産探しをするときの希望条件、何でも良いからどうぞ?と聞くと、大体のかたが「駅に近い」「陽当たりが良い」「小学校が近い」「買い物便利、スーパー近い」という答えが返ってきます。
しかし、私たちの生活圏で、本当に「駅近く」が必要な人・時期ってどれくらいなのでしょう?
そして、「駅の近さ」と引き替えになっているものはないのでしょうか?
答はこちらですその町の中心でもある駅に近いのは、大変便利です。通勤や通学で毎日利用する方には「駅までの時間」がとても貴重ですね。
しかし、その他の方は一年に何回くらい駅を利用するのでしょうか?多分、旅行や出張などのお出かけの時など、年に数回ではないでしょうか?
不動産の評価(固定資産税評価、路線価、地価公示価格等)を決める上で「駅から何m」が大変大きな基準になり、近いと大体評価が高くなります。
通常、我々不動産業者が取引している不動産も、駅が近い所は土地の単価が高いと言えます。
固定資産税評価が高いと、当然ながら毎年払う固定資産税と都市計画税が高くなります。
その結果、土地を購入する場合も同様に高くなることに。例えば駅から少し離れたエリアと比べ、「駅に近いから」というだけで、坪単価が5万円違ってくるとすると、50坪で250万円も高くなるわけです。
ここでひとつの考えですが、毎日駅を利用しないのであれば、いざ利用するとき「タクシー」を使うのはどうでしょうか?
ワンメーター2kmまで660円です。往復でも1,320円、年間5回使っても6,600円。少し離れたところでも片道1,000円前後でしょう。
毎年払う固定資産税、都市計画税の評価の高い分の支払いを考えただけでも、こちらの方が安いのではないでしょうか?
こんなことを考えてみると「駅に近い」は条件から外せる場合もたくさんありそうです。
私の実家は、駅徒歩3分でした。
高校は駅を利用して上尾まで通っていました。駅から近かったおかげで、通学はとても楽でした。
しかし、親がある時期になると毎年言っていました。「税金が高い!!」と。
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